バイナリーオプション取引をする時に、『何曜日に取引するか?』を意識した事はありますか?
曜日を意識せずに、バイナリーオプション取引をしている人でも、勝ちやすいなぁと感じる曜日や勝ちにくいなぁと感じる曜日は無いでしょうか?
為替の動き方は、曜日により異なり、『勝ちやすい曜日・負けやすい曜日』があります。。
バイナリーオプション取引で取引する際には、曜日ごとの特徴を理解し、自分の取引がやりやすい曜日に取引する事が大事となります。
ここでは、バイナリーオプション取引の『曜日ごとの特徴』について解説していきます。
月曜日
為替市場が休みとなる土曜日、日曜日の間に起こった出来事などにより為替の値動きが大きく変動します。
『窓』と呼ばれる現象が起きる事があります。
窓とは…
- 土曜日、日曜日の休みの間に、買い注文や売り注文が多く入ったなどの理由によって、一週間の終値と次の週の月曜日の始値の間に差が出来ます。
- ローソク足チャートは、基本的に一本前の終値から次のローソク足の始値が始まるため、一本前の終値=一本後の始値が連なっている形になります。
- 窓が発生する時には、連なる筈のローソク足が離れた状態となって表されます。
大きな窓が空いている場合は、『窓埋め』と呼ばれる値動きをする時があります。
『窓埋め』とは…
- 大きな窓が空いている場合に見られる現象で、大きく離れた窓を埋めようと土曜日の終値に戻ろうとするチャートの動きがの事を言います。
- 数多くの投資家が取引している海外バイナリーオプション業者の一つである『ハイローオーストラリア』の取引開始時間(午前8:00)や世界三大市場の一つである東京市場の開く時間(午前9:00)に良く見られます。
窓埋めやたくさんの投資家が一斉に取引を始める事もあり、市場開始時間直後は、値動きが激しくなります。
初心者には、値動きが激しいと予測する事が難しくなるので、取引をするには難しい時間帯となります。
月曜日に取引をする場合には、市場開始時間は避けて、一時間ほど様子を見て、値動きが落ち着いてから取引すると良いでしょう。
初心者には避けたい時間帯ですが、窓埋めを利用した取引をする投資家もいます。
窓埋めを利用した取引
- 月曜日の市場開始前に、チャートを確認します。
- 窓の有無を確認します。
- 窓が開いている方向と逆の方向にエントリーをします。
- 窓が埋まるのにどれだけの時間が掛かるのかが分からない事、必ずしも『窓埋め』が起こるとは限らない為、短い時間で取引ををするバイナリーオプション取引では、リスクの高い取引となる可能性があります。
- 窓埋めを狙った取引をする場合は、注意しましょう。
火曜日・水曜日・木曜日
一週間の中で比較的、相場が安定しているのが、『火曜日』・『水曜日』・『木曜日』となります。
激しい値動きとなる事が少ないため、初心者にとっても予測しやすい相場となります。
バイナリーオプションでの勝率を安定させる事が出来る可能性が高い曜日となります。
相場が安定している火曜日・水曜日・木曜日ですが、注意が必要な時間帯があります。
世界三大市場のうちの二つ市場、ロンドン市場とニューヨーク市場が開く時間です。
ロンドン市場とニューヨーク市場が開く時間
- ロンドン市場は、日本時間の午後4:00(冬: 午後5:00)
- ニューヨーク市場は、日本時間の午後10:00(冬: 午後11:00)
世界中から多くの投資家が参加し、取引する為、取引量が増えます。
値動きが激しくなる時間となる為、初心者には、取引が難しい時間となる可能性があります。
経済指標が発表された直後は、値動きが激しくなる傾向がある為、注意が必要となります。
経済指標とは…
- アメリカの雇用統計や景気指数などの経済状況を数値化した経済指標として発表されます。
- 経済指標を元に為替相場が上下し、市場の値動きが激しくなります。
- 経済指標には、政策金利・消費者物価指数・ISM製造業景況指数・ISM非製造業景況指数などたくさんの指標が発表されています。
- 政策金利…中央銀行が一般の銀行へ貸付をする時の金利の事で、年8回(6週間毎)・日本時間午前4時15分頃に発表されます。
- 消費者物価指数…消費者が購入する物やサービスなどの物価の動きを把握する為の統計で、国民の生活水準を示す指標のひとつです。アメリカでは、毎月15日前後・日本時間で午後10時30分頃に発表されます。
- ISM製造業景況指数…全米供給管理協会(ISM : Institute for supply Management)により行われる製造業へのアンケート結果を前月と比べ指数化したものとなり、景気転換の先行指標となります。毎月第一営業日・日本時間午前0時頃に発表されます。
- ISM非製造業景況指数…全米供給管理協会が非製造業へのアンケート結果を1ヶ月前と比べ指数化したもので、景気転換の先行指標のひとつとなります。毎月第三営業日・日本時間午前0時頃に発表されます。
自分の取引する通貨に影響のある経済指標の発表日時を把握しておくと良いでしょう。
金曜日
金曜日の特徴は、経済指標の発表が多いため、値動きが激しくなりやすい傾向があります。
特に、アメリカの雇用統計が毎月第一金曜日の日本時間午後10 時30分頃に発表されますが、その後の市場の値動きは激しくなります。
相場の予想が難しくなるので、初心者にとっては取引を避けて方が良い時間帯と言えるでしょう。
市場が閉まる時間や日付の変わる時間などは、取引を今日中に終わらせたいと考える投資者により、値動きが激しくなります。
取引開始時間の時と同じように、初心者には予測する事が難しい時間帯となるので、一時間くらい前で取引を終えるようにしましょう。
世界三大市場が閉まる時間帯
- 東京市場 午後17:00
- ロンドン市場 午前0:00 (冬:午前1:00)
- ニューヨーク市場 午前6:00 (冬:午前7:00)
冬場は、1時間遅くなるので、注意が必要です。
土曜日・日曜日
外国為替や株式の値動きを元に取引をするバイナリーオプション取引は、為替市場が休みとなり、為替のレートが動かなくなる土曜日、日曜日には、基本的にバイナリーオプション取引が出来なくなります。
土曜日、日曜日しかバイナリーオプション取引が出来ない方や、土曜日、日曜日もバイナリーオプション取引をしたいと方は、『土曜日の早朝に取引する』・『仮想通貨取引をする』という方法が可能です。
日本国内の市場や業者は閉まってしまうため、取引が出来なくなりますが、海外の市場の場合は、時差により開いている市場や業者がある為、土曜日の朝5時・6時頃まで取引をする事ができます。
『ハイロー・オーストラリア』、『ザ・オプション』などのバイナリーオプション業者で土曜日の早朝にバイナリーオプション取引をすることが出来ます。
海外バイナリーオプション業者では、仮想通貨を使ってバイナリーオプション取引が出来る所が増えて来ているため、土日関係なくバイナリーオプション取引をすることが可能となります。
『ゼントレーダー』・『ファイブスターズマーケッツ』などのバイナリーオプション業者で仮想通貨取引をすることが出来ます。
海外バイナリーオプション業者には、たくさんの業者があり、業者によって取引のルールや、取り扱う通貨ペア・仮想通貨、営業時間などが変わるため、土曜日・日曜日にバイナリーオプション取引したい場合は、営業時間や取引可能な通貨の種類などを確認するようにしましょう。
祝日
祝日の場合は、日本の祝日と海外の祝日は同じ日ではありません。
日本では、祝日の場合でも海外の為替市場は開いているので、バイナリーオプション取引が可能となります。
ただし、日本では平日の日でも海外では祝日となる場合もあるので、バイナリーオプション取引をされる時には注意が必要です。
自分の取引しているバイナリーオプション業者がどこの国の業者なのか?祝日はいつになるのか?などを確認しましょう。
いつもと違う値動きの仕方をしている時は、休日の可能性もあります。
取引するには何曜日?
『火曜日・水曜日・木曜日だけに絞って集中的にバイナリーオプション取引をしよう!』と思った方もいれば、『火曜日・水曜日・木曜日だけじゃ、思うように利益を増やす事が出来ない!?』『毎日、バイナリーオプション取引がしたいのに…』と思われる方もいるのでは無いでしょうか。
週に3日バイナリーオプション取引をするよりも、週に5日バイナリーオプション取引をする方が取引の回数が増えるため、チャンスを掴む可能性は多くなります。
月曜日・金曜日の特徴を理解し、予測の難しい時間帯を避けてバイナリーオプション取引をするようにしましょう。
初心者の方には、火曜日・水曜日・木曜日でバイナリーオプション取引に慣れ、勝率を安定させる事が出来てから、月曜日・金曜日と取引回数を増やすというのも一つの方法となります。
金曜日にバイナリーオプション取引を避ける場合でも、経済指標はチェックするようにしましょう。
バイナリーオプション取引をする・しないに関わらず、経済の状況を理解し、大きな流れを予測することは、バイナリーオプション取引での予測の精度を上げる為にも大切な事となります。
まとめ
曜日ごとの値動きの違いを解説してきました。
月曜日
- 土日の出来事により、値動きが激しくなる傾向がある。
- 『窓』・『窓埋め』という現象が起きる可能性が高くなる。
- 市場開始直後の値動きは、激しくなるので注意が必要となります。
火曜日・水曜日・木曜日
- 比較的、穏やかな値動きとなる為、予測しやすい傾向がある。
- 経済指標の発表には注意が必要です。
金曜日
- 経済指標の発表が多く、値動きが激しくなる傾向がある。
- 市場終了間際は、取引量が多くなり、値動きが激しくなるので注意が必要な時間帯です。
土曜日・日曜日
- 基本的にバイナリーオプション取引は出来ない。
- 土曜日の早朝や仮想通貨取引を行う事でバイナリーオプション取引をする事が可能となります。
祝日
- 日本の祝日と海外の祝日は異なる為、取する海外バイナリーオプション業者の祝日を確認しましょう。
取引するには何曜日?
- 値動きが激しく予測が難しい月曜日・金曜日でも、特徴を理解し予測の難しい時間帯を避けてバイナリーオプション取引をすることで勝率を伸ばすことが可能となります。
『勝ちやすい曜日』・『負けやすい曜日』を理解すること・『勝ちやすい時間帯』で取引することで、バイナリーオプションでの利益を増やす事が可能となります。
自分にとって、バイナリーオプション取引の得意な曜日を見つけてみましょう。