相場が上昇・下降した時、そのトレンド相場が長く続くのか、どのくらいの勢いなのか気になりますよね。長く続くのであれば何度も取引するタイミングがありますし、勢いがあれば一番利益が出るところをねらいたくなります。
トレンド相場が発生した時に、この先相場がどんな値動きをするのか知ることができたら、勝率を上げることができるはずです。
今回は、バイナリーオプションの取引でトレンドラインを使い、トレンド相場の発生を予測する方法をご紹介します。ぜひ、活用してみてください。
バイナリーオプションでトレンドラインはなぜ有効か?
バイナリーオプションの取引で、トレンド相場が発生する回数はそんなに多くはありません。だからこそ、その機会は逃したくはありませんよね。
トレンド相場が発生している間は、どれだけエントリーできるかはもちろん、どこでエントリーすると利益が大きくなるのかを、値動きをみて判断しなければなりません。タイミングや予測を間違えると、損をしてしまう可能性もあります。
そこで使うのがトレンドラインです。
バイナリーオプションの取引でトレンドラインを使うことにより、発生したトレンド相場の方向や勢いが簡単に予測できるようになります。また、上昇トレンドから下降トレンドへの転換やトレンド相場からレンジ相場への転換のタイミングもわかりやすくなります。
大きな利益につながることはもちろん、数少ないトレンド相場の発生を逃すことがなくなりますよ。
トレンドラインとは?
バイナリーオプションの取引で大きな利益を上げるには、トレンド相場が発生した時にいかに流れにのれるか、ということではないでしょうか?
そのために必要なトレンド相場の向きや勢いが予測できるもの。それがトレンドラインです。
では具体的にどのようなものかというと。。
- トレンド相場の方向(上昇・下降)を直線で表したもの
- 上昇トレンドの場合は、安値をつないでいく
- 下降トレンドの場合は、高値をつないでいく
- トレンド相場の向きや勢いがわかる
- 株価の反発するタイミングがわかる
- トレンド相場が転換するタイミングがわかる
バイナリーオプションが初めてという方にも、エントリーのタイミングがわかりやすくなりますから、大きな利益を得る可能性があります。
トレンドラインからわかること
では、実際にトレンドラインからどんなことがわかるのか、詳しくみていきましょう。
トレンド相場の方向がわかる
- 右肩上がり…上昇トレンド
- 右肩下がり…下降トレンド
この方向がわかることで、エントリーのしかたを決める目安になります。
上昇トレンドであれば、一時的に価格が下がった時に買う「押し目買い」、逆に、下降トレンドであれば、一時的に価格が上がった時に売る「戻し売り」をします。
トレンド相場の勢いがわかる
トレンドラインの角度は、トレンド相場の勢いを表しています。
- ラインが急…トレンド相場の勢いがある
- ラインがゆるやか…トレンド相場の勢いがない
このラインの角度は、トレンド相場がどのくらい続くのかにも関係します。
角度が45度に近いほど、トレンド相場が長く安定して続く傾向にあります。急角度であると上昇トレンドの勢いがありますが、その反面下降する力も強くなります。
ラインの角度が急でトレンド相場の勢いがある場合は、短時間の取引で利益を上げられるチャンスです。反対に、角度がゆるすぎる場合は、トレンド相場が発生している可能性は低いといえます。
株価が反発するタイミングがわかる
ローソク足がトレンドラインに近づいてくると、株価は反発する特徴があります。
上昇トレンドの場合、ローソク足が反発すると一度株価は下落しますが、また再び上昇する可能性が高いです。反発が続くとトレンド相場も続く傾向にあり、3回〜4回以上続いていればそ傾向は強くなります。
トレンド相場が転換するタイミングがわかる
株価がトレンドラインを超える(ラインをブレイクする)ことがあります。
上昇トレンドから株価が下がり、トレンドラインを超えることを「ブレイクダウン」、反対に下降トレンドから株価が上がり、トレンドラインを超えることを「ブレイクアップ」といいます。
このタイミングから、トレンド相場が転換する可能性があることがわかります。ただし、ラインをブレイクしたからといって必ず相場が転換するとは限りません。
「だまし」にだまされない
ラインをブレイクしたと見せかけて、また元のトレンド相場に戻ってしまうことがあります。これを「だまし」といいます。
トレンドラインを超えたからといって、あせってエントリーせずに落ち着いて株価の動きをみる必要があります。
トレンド相場からの転換はどう判断する?
トレンド相場から転換したという判断基準はどこなのでしょうか? 転換のパターン別にみていきます。
- 上昇トレンド ⇨ 下降トレンド
株価が下落してトレンドラインを超え、さらに1つ前の安値を超えて下落し始めた時が、下降トレンドへの転換と判断できます。
- 下降トレンド ⇨ 上昇トレンド
株価が上昇してトレンドラインを超え、さらに1つ前の高値を超えて上昇し始めた時が、上昇トレンドへの転換と判断できます。
- 上昇(下降)トレンド ⇨ レンジ相場
株価が、一つ前の高値・安値どちらも超えることがなく行き来している状態です。この場合は少し様子を見るのがおすすめです。
もしレンジ相場で取引するのであれば、株価が上昇した時に売り、下落した時に買う「逆張り」で利益を出すことができます。レンジ相場とは、ボックス圏相場のことです。一定の変動幅の中で価格が上がったり、下がったりを何度も繰り返す状態です。
引用:東海東京証券
株価がトレンドラインをブレイクした瞬間にあせってエントリーすると、損をすることがあります。落ち着いてその後の株価の動きを確認しましょう。
トレンドラインの引き方
トレンドラインはトレンド相場が発生していれば引くことができます。どんな状態でトレンド相場が発生していると判断するのでしょうか。
- 上昇トレンド…前回の安値・高値ともに、それより上の価格帯で次の安値・高値が作られていること
- 下降トレンド…前回の高値・安値ともに、それより下の価格帯で次の高値・安値が作られていること
このように、トレンド相場が発生していることが確認できたら、トレンドラインを引いていきます。上昇トレンドと下降トレンドでは、安値・高値のどちらをつなぐかが変わってきます。
- 上昇トレンドの場合…最安値と次の安値をつなぎます。この線を下値支持線といいます。
- 下降トレンドの場合…最高値と次の高値をつなぎます。この線を上値抵抗線といいます。
トレンドラインを引く場合、ローソク足の実体をつなぐのか、ローソク足のヒゲをつなぐのか迷うところですが、あまり気にする必要はありません。ただし、ローソク足の実体とヒゲをつなぐことはしないようにします。
トレンドラインを時間足で確認する
トレンドライン引く時には、本当にトレンド相場が発生しているのかを色々な時間足で確認する必要があります。
- 15分足の時間足を基準とすると、それより短い1分や5分の時間足を下位足、それより長い30分や1時間などは上位足といいます
チャートを下位足でみた時にトレンド相場が発生しているように見えても、上位足で確認するとそうではなかった場合があります。必ず色々な時間足で確認して、確実なトレンド相場を見つけてからトレンドラインを引いてください。
トレンドラインは、相場が変わったら引き直すことをおすすめします。
まとめ
- バイナリーオプションの取引でトレンドラインを使うことで、トレンド相場の方向や勢いが簡単に予測できるようになる
- トレンドラインとは
- トレンド相場の方向(上昇・下降)を直線で表したもの
- トレンドラインを使ってわかること
- トレンド相場の向きがわかる
- トレンド相場の勢いがわかる
- 株価の反発するタイミングがわかる
- トレンド相場が転換するタイミングがわかる(「だまし」に気をつける)
- 上昇トレンド ⇨ 下降トレンド
- 下降トレンド ⇨ 上昇トレンド
- 上昇(下降)トレンド ⇨ レンジ相場
- トレンドラインの引き方
- 上昇トレンドは、最安値と次の安値をつなぐ
- 下降トレンドは、最高値と次の高値をつなぐ
- トレンドラインを引く時は、色々な時間足でトレンド相場を確認すること
いかがでしたか?
トレンドラインは安値や高値を線でつなぐことによって、この先相場がどう動いていくのかを予測することができます。
トレンド相場が発生する回数はそんなに多くはありません。だからこそ、そのチャンスを逃したくはありませんよね。
トレンド相場が発生し、どこまで続くのか、どのくらいの勢いがあるのか、その先の相場の転換がいつなのかを知ることによって、大きな利益が出る可能性があります。
ぜひ、バイナリーオプションの取引で、トレンドラインを活用してみてください。