バイナリーオプションで勝つための手法「ブレイクアウト」とは?
「なぜブレイクアウトでバイナリーオプションの勝率が上がるのか?」
疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
ブレイクアウトがバイナリーオプションで有効とされているのには、きちんとした根拠があります。
その根拠について、ブレイクアウトを学ぶ上で重要な5つのポイントと共にみていきましょう。
サポートライン(支持線)とレジスタントライン(抵抗線)
ブレイクアウトを学ぶ上で、まず最初に身につけておきたいのが「サポートライン(支持線)」と「レジスタントライン(抵抗線)」についての知識です。
サポートライン(支持線)とは、チャート上で「これ以上、相場が下落しないだろう」と予測されるラインのことで、相場の安値の目安となります。
レジスタントライン(抵抗線)とは、チャート上で「これ以上、相場が上昇しないだろう」と予測されるラインのことで、サポートラインとは逆の役割を担っています。
相場の高値の目安となります。
先ほど、「ブレイクアウトとは、相場が、サポートライン(またはレジスタントライン)を抜けて、下落(または上昇)すること」であると述べましたが、このサポートライン(支持線)とレジスタントライン(抵抗線)の2つの線を引くことによって、ブレイクアウトの瞬間を見つけやすくなります。
「だまし」には要注意
相場が、サポートライン(支持線)やレジスタントライン(抵抗線)を大きく下降もしくは上昇した場合、「ブレイクアウトした!」と思いますよね。
しかしながら、ブレイクアウトしたと思った瞬間に、相場がサポートライン(支持線)とレジスタントライン(抵抗線)の間に戻ってしまうことを「だまし」と言います。
ブレイクアウト手法を行う上で、このだましには注意が必要です。
「だまし」を回避するには、
・「大陰線」「太陽線」の確認。
・RSIを確認し、相場の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を把握する。
この2点が有効とされています。
「大陰線」や「太陽線」、「RSI」については、後に詳しく説明します。
ブレイクアウトが起きる際のトレンドに注意
トレンドとは、簡単に言うと「値動き」のことです。
トレンドの種類には、「上昇トレンド」「下降トレンド」などがあります。
ブレイクアウトが起きると、このトレンドが発生する確率が多くなります。
ブレイクアウトした際に発生する「上昇トレンド」「下降トレンド」を狙ってエントリーを行うのがブレイクアウト手法となります。
しかしながら、トレンドは、上下の動きを繰り返して動いているので、トレンドの動きと逆方向でエントリーを行ってしまうと負けてしまいます。
そうならないために、前に紹介した「サポートライン(支持線)」や「レジスタントライン(抵抗線)」の活用をおすすめします。
そもそも「サポートライン(支持線)」や「レジスタントライン(抵抗線)」は、それぞれ値動きの「限界点」とも言えます。
値動きがラインに当たることで、トレンド通りの動きが予想されます。
「トレンド」や「レジスタントライン(支持線)」、「レジスタントライン(抵抗線)」のそれぞれの特性を見極め、タイミングよくエントリーを行うようにしましょう。
ブレイクアウトで「逆張り」を狙おう!
「逆張り」とは、トレンドの方向に対して逆方向の流れを予想してエントリーする手法のことを言います。
この「逆張り」を狙うために利用するのが「RSI」です。
「RSI」とは、相場の「売られすぎ」または「買われすぎ」を判断するテクニカル指標のことをさします。
RSIは、値が0に近いほど「売られすぎ」、100に近いほど「買いすぎ」と判断することができます。
そして、RSIの値が0または100に近づいた場合には、それぞれ逆方向に反転する可能性が高くなるため、そのタイミングで逆張りを狙います。
ブレイクアウト後にトレンドが逆方向に動く可能性が高いという特性と、このRSI指標を利用すれば、「逆張り」で勝つことも十分に可能です。
経済指標後のブレイクアウト
「経済指標」とは、それぞれの国の経済や景気の状況を数値化したものを言います。
経済指標は各国の公的機関などから発表されますが、この経済指標が発表されると、ブレイクアウトが発生する可能性が高くなります。
注意点として、予想もしないような経済指標の数値が発表された場合には、値動きが不規則な動きをするケースもあります。
そういったケースでは、ブレイクアウト手法が役に立たないこともあるので注意が必要です。
ブレイクアウト手法に欠かせない「ローソク足」のパターンとは?
ブレイクアウト手法を学ぶ上で、欠かすことのできないものが「ローソク足」のパターンです。
ローソク足のパターンをきちんと理解することが、ブレイクアウトでバイナリーオプションに勝つための秘訣となります。
ブレイクアウト手法を学ぶ上でぜひ知っておいて頂きたいローソク足のパターンは、主に4種類あります。
1つずつ詳しく紹介していきます。
「大陽線」と「大陰線」
ローソク足は、主に「大陽線」と「大陰線」の2つに分かれています。
「陽線」とは、チャート上で赤く表示されるローソク足で、レートが上昇した場合に表示されるローソク足のことをいいます。
一方「陰線」とは、チャート上で青く表示されるローソク足で、レートが下降した場合に表示されるローソク足のことをいいます。
そして、1本の長い(大きい)陽線・陰線のことを、それぞれ「大陽線」「大陰線」と呼びます。
「大陽線」は、上昇方向への勢いが非常に強い状況が起きた場合に、逆に「大陰線」は、下降方向への勢いが非常に強い状況が起きた場合に発生します。
大陽線・大陰線の長さは、それぞれ長ければ長いほど強いことを意味します。
陽線と陰線の「丸坊主」
「丸坊主」とは、ヒゲの無いローソク足のことをいいます。
この丸坊主の表す意味とは、相場に強い売り買いがあることを意味します。
陽線の丸坊主は「強い買い」、陰線の丸坊主は「強い売り」のサインと読み取れます。
陽線と陰線の「寄り切り坊主」
「寄り切り坊主」の特徴は、短いヒゲです。
陽線の寄り切り坊主・陰線の寄り切り坊主は、それぞれ大陽線・大陰線に短いヒゲがついています。
大陽線・大陰線が寄り切り坊主の場合には、それぞれ値動きの上昇・下降の勢いが落ちている状況となるので、注意が必要となります。
陽線と陰線の「大引け坊主」
4つのローソク足のパターンの中で、一番勢いが強い状況を表しているのが「大引け坊主」です。
陽線の大引け坊主には「短い下ヒゲ」が、陰線の大引け坊主には「短い上ヒゲ」がついているのが特徴となります。
値動きが下降・上昇したものの、逆方向の勢いが強くて大陽線・大陰線が発生している状況を表しています。
ブレイクアウトが起きる理由とは?
為替市場では、日々投資家によって通貨の売買が行われています。
投資家たちは損をしないために「逆指値注文(ストップロス)」を置いています。
逆指値注文(ストップロス)とは、予想に反した値動きをした場合に一定のポイントで強制的に決済が行われる注文方法です。
この逆指値注文(ストップロス)を置くポイントとして、直近の高値(安値)が最適であるといわれています。
そもそもブレイクアウトとは、「相場が、サポートライン(またはレジスタントライン)を抜けて、下落(または上昇)すること」を言います。
相場が直近の高値(安値)に達すると、通常の注文と共に逆指値注文(ストップロス)が約定し、相場が大きく変動します。
この状況がブレイクアウトとなります。
ブレイクアウトの瞬間を狙ってエントリーをするのは、非常に危険なのでおすすめしません。
バイナリーオプションにおいては、ブレイクアウトの後を狙ってエントリーをするようにしましょう。
まとめ
今回は、バイナリーオプションの「ブレイクアウト」について紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
多数の投資家達によって、日々為替相場は動いています。
為替相場は、一見予測不可能な動きをしているようにも思えますが、実際は投資家達の大衆心理が大きく関係しています。
その大衆心理による為替相場の動きを利用した手法の1つが、このブレイクアウト手法といえるでしょう。
為替相場の動きを見極め、ぜひブレイクアウト手法を役立ててください。