海外バイナリーオプション業者の取引では、取引時間を自分で決める事ができる為、海外バイナリーオプションで取引をしている方も多く、人気の理由の一つとなっています。
たくさんある取引時間の中で、「どの取引時間を選ぶべきかな?」と悩まれている方も多いのではないでしょうか?
ここでは、バイナリーオプションの短期取引の一つ『15分取引』について解説していきます。
15分取引の特徴
バイナリーオプションの15分取引は、短期取引の中でも、『勝ちやすい』・『人気がある』と言われています。
その特徴を見ていきましょう。
チャート分析が通用しやすい
短期取引の中でも、極めて取引時間の短い30秒取引や60 秒取引では、チャート分析が通用せず、ギャンブル性が高くなる可能性があるという特徴があります。
また、ノイズと呼ばれる、チャートが一瞬だけ鋭く大きく上がる(下がる)動きをする事があり、判定時間と重なり負けてしまうという可能性があります。
ノイズは、数秒〜10秒程度の時間で出現する為、15分取引では、勝敗に影響を与える事が無いため、ノイズを心配する必要が無くなります。
バイナリーオプションの短期取引の中では、取引時間が長いため、分析がしやすく、落ち着いて取引をする事ができます。
ペイアウト率は低め
バイナリーオプション取引では、『ペイアウト率が高い程、トレーダーの勝率が低く、勝つ事が難しくなる』と言われています。
バイナリーオプションの15分取引は、他の短期取引時間と比べると、ペイアウト率は低くなっています。
他の短期取引時間に比べて、『取引する人が多い』・『勝ちやすい』取引時間であると言えるでしょう。
バイナリーオプションの30秒取引や60秒取引が、短時間で稼げる取引方法であるのに対して、15分取引は、高い勝率を上げて、徐々に利益を増やす取引方法となります。
精神的負担が少ない
取引時間が短すぎず、長すぎ無いため、他の取引時間に比べて精神的負担は少なく取引が出来ます。
取引時間が短すぎると、チャート分析が通用せず、勘に頼った取引を繰り返す可能性があります。
ギャンブル性が高くなり、負けが続いた場合に、冷静な取引が出来ず、損失を大きくしてしまう危険が出てきます。
取引時間が長いと、取引終結までの間に、相場の動きが気になって、仕事や家事などに集中出来なくなる可能性があり、精神的負担が増える事があります。
バイナリーオプション15分取引は、短期取引時間の中では長いですが、15分で取引が終結する為、隙間時間に取引をする事が出来ます。
取引の結果を気にしながら、仕事をする必要もなく、短期取引よりも取引を繰り返す可能性が低く、落ち着いて取引をする事ができます。
転売が出来る
バイナリーオプションの30秒取引や60秒取引では、取引時間が短すぎる為、転売が出来ません。
15分取引でば、取引の途中精算や転売が可能となっている為、予測に反して相場が転換した場合などに、損失を少なく済ます事が可能となっています。
バイナリーオプション業者により、取引ルールが違うため、途中精算や転売が可能かどうかを、事前に確認するよう注意が必要です。
15分取引の攻略方法
15分取引の攻略方法を見ていきましょう。
ゴトー日を狙おう
『ゴトー日』とは、5の倍数の日の事を言います。
『5』と『0』のつく日に、海外と取引をしている貿易関係の企業などの決済日が多い事から、海外との資金の動きが活発になります。
仲値決済時には、多くのトレーダーが取引に参加する為、ドル高円安になりやすい傾向があります。
仲値とは、金融機関が外国為替取引をする時に、基準となるレートの事で、毎朝9時55分の為替レートを元に決定されています。
この為、午前9時50分から午前10時15分頃にドル円の相場の上昇が多く見られます。
但し、『月曜日は、相場が荒れやすい』・『金曜日は、上昇が高確率で起こっているので取引のチャンス』など曜日毎の傾向も意識して取引を行うと良いでしょう。
通貨ペアを意識する
安定したトレンドが発生している通貨ペアを選びましょう。
値幅が小さい通貨は、上下に激しく動かず、変動性が小さくなります。
値幅が大きい通貨は、上下に激しく動くため、変動性が大きく、テクニカル分析がしずらくなります。
市場に参加者が多い通貨を選びましょう。
取引する人が多いため、テクニカル分析が通用しやすくなります。
取引する通貨ペアに、影響のある経済指標を確認しておきましょう。
雇用統計や景気指数などの経済状況を数値化した経済指標が発表されると、為替相場が上下し、市場の値動きが激しくなります。
値動きが激しくなると、予測も難しくなるので、経済指標の発表後の取引は、避けたほうが良い時間帯と言えます。
特にドルなど人気の高い通貨に影響を与える発表には、注意が必要です。
アメリカでは、毎月第一金曜日に発表されており、その後の市場の値動きは激しくなるので、覚えておいた方がいいでしょう。
トレンドが発生しやすい時間帯で取引する
バイナリーオプションには、三種類のトレンド(値動きの仕方)があります。
- 上昇トレンド 相場が一定の割合で上昇し高値を更新し続けてる時
- 下降トレンド 相場が一定の割合で下降し底値を更新し続けてる時
- レンジトレンド 一定の範囲内で上にも下にも動かない状態
- 動きのあるトレンドをトレンド相場
- 動きのない相場をレンジ相場
トレンド相場が発生する為には、値動きの活発な相場が必要となり、値動きが活発になるには、市場に投資家がたくさん参加する事が必要となります。
トレンド相場が発生しやすい状況は、投資家がたくさん集まる市場と時間帯という事になります。
沢山ある為替市場の中でも、世界三大市場と言われる市場があります。
世界三大市場である日本市場、ニューヨーク市場、ロンドン市場が開いている時間が、大勢の投資家が取引に参加する時間=トレンド相場が発生しやすい時間帯と言えるでしょう。
特に、ニューヨーク市場とロンドン市場2つの世界三大市場が空いてる22時~2時は、最も適した時間となります。
日本や台湾なとアジア圏の市場以外は、サマータイム(3~11月)があり、開始時間、終了時間が一時間早くなります。
取引時間を間違えないように注意しましょう。
テクニカル分析をする
テクニカル分析には、たくさんの方法があります。
ここでは、初心者にも使いやすく、分かりやすい、ローソク足・移動平均線・RSI・ボリンジャーバンドを使った方法を紹介していきます。
ローソク足は、始値・終値・安値・高値の4つの値動きを表し、長方形の形と上下に伸びる線の長さによって、相場の動きを時系列で記録する分析方法です。
- 胴体…ローソク足の長方形の部分を胴体と呼びます。胴体の形が始まるときの価格が始値、形が終わるときの価格が終値を表します。
- 下ヒゲ(下影)…胴体から下に伸びた線が、安値(一番安い価格)を表します。
- 上ヒゲ(上影)…胴体から上に伸びた線が、高値(一番高い価格)
- 陰線…始値が終値より大きい時は、価格が下がっていることを表します。
- 陽線…始値が終値より小さい時は、価格が上がっていることを表します。
- 相場を見たときに、陰線が多ければ、下降トレンドであることを表しています。
- 陽線が多ければ、上昇トレンドであることを表しています。
移動平均線は、設定した過去の期間の平均終値を線で繋いだ分析方法です。
英語でMovingAverage(MA)と言われる事もあります。
短期線、中期線、長期線の三種類の位置や動き方を見て分析します。
- 5、7、14日間の平均終値を表す線を短期線と言います。
- 21、50日間の平均終値を表す線を中期線と言います。
- 90、180、260日の平均終値を表す線を長期線と言います。
- 傾きが強い時は、トレンドの勢いも強くなります。
- 傾きが緩やかな時は、トレンドの勢いも弱くなります。
移動平均線とローソク足の位置関係を見ることで、相場の状態を分析、予想します。
<ローソク足が移動平均線より上>
- 相場は、上昇トレンド
- 値動きが、上昇中かこれから上がっていく
<ローソク足が移動平均線より下>
- 相場は、下降トレンド
- 値動きが、下降中かこれから下がっていく
<ローソク足が移動平均線の上になったり、下になったりして、定まっていない>
- 相場は、レンジ相場
このようにして、今の相場がトレンド相場なのか、レンジ相場なのかを見極めていきましょう。
ローソク足の位置が3本以上続けて移動平均線の上、もしくは下に来ていれば、安定したトレンド相場と言えるでしょう。
RSIとは、今の相場が『買われすぎている』または、『売られすぎている』のかを表わしている指標です。
- RSI値が30より下…売られすぎている
- RSI値が70より上…買われすぎている事を表します。
- レートが反発する可能性が高くなる為、RSI値が30より下の時は、ハイエントリー・RSI値が70より上の時は、ローエントリーをしましょう。
- トレンド相場では、RSI値30または70を大きく超え、そのまま上下にジグザグを繰り返す動きになります。
ボリンジャーバンドとは、過去のチャートの動きから、今現在の値幅を示す分析方法です。
値動きの勢いの変化や反転の目安、方向が分かります。
- チャートの幅が狭い…相場は静か
- チャートの幅が広い…相場は活発
エントリータイミングの例
◎順張りでHighエントリー
- ローソク足が-3σに触れる
- RSI30%以下になっている
- ローソク足が陽線
- 1.2.3を確認してエントリー
◎順張りLowエントリー
- ローソク足が+3σに触れる
- RSI70%以上になっている
- ローソク足が陰線
- 1.2.3を確認してエントリー
テクニカル分析には、たくさんの方法がある為、色々な手法を試し、自分に合った分析方法を確立しましょう。
上位足を確認しよう
上位時間足とは、今表示している時間足よりも長い時間足の事を言います。
下位時間足とは、今表示している時間足よりも短い時間足の事を言います。
相場の動き方には、短い時間足の動きは、大きな時間足の動きに合わせて動くという特徴があります。
30分足や1時間足チャートで、大きなトレンドや相場の状況を確認しましょう。
1分足や5分足チャートで、エントリーポイントを探しましょう。
取引時間だけでチャート判断せずに、上位足、下位足を確認する事で分析の精度を上げる事が可能となります。
まとめ
バイナリーオプションの15分取引について解説してきました。
15分取引は短期取引の中では、取引時間が長いためギャンブル性が低く、分析をして取引をする事ができる為、落ち着いた取引が可能となります。
15分取引で安定した勝率を上げれるようになりましょう。